このお客様のお庭には、元々桜の木が見事に咲いていた芝庭であった。
庭も高低差があり、一段高い場所にあったサクラは見事に咲いていたが、芝の管理が大変だったため、芝庭を辞めたいと言うご要望でした。
桜は貰い物ではあった、だが樹齢がたっており、いつ倒れてもおかしくない状態であったため、芝と一緒に撤去。玄関前にインターロッキングを半分取ってスロープにし、段差をなくして、バリアフリー化 、そして桜を抜根すると、、小さな命があったので鉢に移しお客様へ。広さが広がった分、前庭と裏庭に分けて、余計広く感じるように施工。
レンガは空洞の陶器レンガを配置して、異質感を演出。
当時は無かった空洞の陶器レンガですが、風通しも良く、柔らかい光を演出する効果もあり、壁の下から水が出て中へ移動し水が循環する音が空洞を介して外からも聞こえてくる。お客に又来てくださいといった意味合いを込めて、五感をくすぐる庭へと形を変える。そとから空洞を介して、水の音がする、好奇心をくすぐる、不思議な感じの庭が出来ました。
【ポイント】
角地に合った桜、それを見て過ごした方もいたのでピンクの花の咲くエゴノキを植え、石は鳥海石を使用、桜の先端を切り神棚へ奉納。リガーデンで心にとめている事は「何か」を残す事。