3.ガーデンセラピストとして
草木の調子が悪くなる時は病気の他に虫の存在がありますが、どちらも対処が様々あります。一番良い方法は剪定です。形をよくするための剪定は2年後、3年後をイメージして行っています。葉っぱの伸び方も剪定次第ではミリ単位で行い、活力剪定に関しては木を元気にするための剪定を行います。花の付き方、実の付き方をよくするため、栄養を上に導くように剪定しています。
新潟は果樹の多い地域、果樹の剪定法を庭木で実践した所、栄養が導かれて行く事が確認でき実証する事が出来ました。切り口の処置も常に2種類の保護材を携帯しており、一つは農薬系、もう一つはオーガニック系。植物もかさぶたをつくります。そこから養分過多がおこり、枝が多く出てしまいます。だが保護材で殺菌をする事によって抑制効果があります。樹木に対して、根っこに対して、幹に対しても同様の効果が見られます。
後は良く調べ、よく観ることが重要です。病気もカビ類、ウィルス類には殺菌を行いますが、これにはタイミングが重要になります。うどん粉病を例にすると、うどん粉病は葉っぱが白くなる病気です。ただ葉っぱが白くなるころには栄養が吸い尽くされているので、このタイミングがわかっていないと適切な処置は行えません。定番の病気以外では、何故そうなったのか?と考えるとき、虫が教えてくれます。土の状態、根っこの状態、その木の性質と合わせた診断とは状況、状態、性質を含め包括的観察をする事が大切です。根っこに関しては横と下に伸びてる根っこは養分を吸いません、ではどんな役割かと言うと支えることになります。斜め下の根っこが養分を吸う役割なのです。過去の事なども考慮して現在の処置を行う、そして性質を知った上での眼力と観察眼と持っている経験からくる処置が最も有効な処置と言えるでしょう。